私たちVERVE COFFEEはコーヒー業界におけるサステナブルな取り組みを推奨しています。
コーヒー農家が直面する環境問題は、生産国だけの課題ではなく、コーヒーをお客様に提供する私たちの課題でもあります。
コーヒーを介して、少しでも多くの人が幸せな世界になるために、今回はVERVEが推進する取り組みについてご紹介します。
サステナブルな取り組みとは
サステナブルを直訳すると、「持続可能な」という意味です。よってサステナブルな社会とは持続可能な社会ということになり、サステナブルな取り組みは持続可能な社会を実現するための行動を指します。
そのもっとも大きな指標が国際サミットで採択されたSGDs（持続可能な開発目標）であり、環境問題だけでなく、飢餓や貧困、教育など様々な課題が取り上げられています。
SGDsでは、2030年までに達成すべき17の目標が設定されています。
その中で12項目に掲げられた「つくる責任 つかう責任」は商品を生産する企業と消費する消費者の責任について示されています。
このような背景から、今やサステナブルな取り組みは政府だけでなく、個々人や各企業にとっても共通課題であり、私たち企業は経済活動を通じて環境や社会に対しポジティブな影響を与えながら持続していく必要があります。
スペシャルティコーヒーショップの一員であるVERVE COFFEEも、コーヒー業界の輝かしい未来に向けて、サステナブルな取り組みを大切にしています。
サステナブルなつながりを目指す「FARMLEVEL」の取り組み
VERVE COFFEEのサステナブルな指針の一つに、「FARMLEVEL」という取り組みがあります。
FARMLEVELとは、1杯のコーヒーが、農家からお客様に届けられる全ての工程に対して、高い倫理観を持って積極的に携わることです。
私たちは、最高のコーヒーを皆様に届けるために、世界中を巡り、 パートナーとしてコーヒー農家と真摯に向き合っています。 コーヒー豆を購入することを通じて、コーヒーに関わる全てのコミュニティに対して社会、 経済そして環境面に対して良い影響を与え続けています。その活動には、継続的で持続可能な農園へのサポートや、 ダイレクトトレードを通した公正な価格取引きも含まれます。そして、私たちが携わる小規模農園の生活をより良くし、 気候変動に向きあいながら、コーヒー豆の原種の保持に取り組んでいます。
VERVEのFARMLEVELについて
サステナブル×VERVE COFFEEの取り組み一覧
VERVE COFFEEではコーヒー農園から直接買い付けを行い、カフェでコーヒーを提供するまで高い倫理観を持って真摯に向き合い、サステナブルな取り組みを実現しようと努めています。
私たちはより良い未来に向け、コーヒーの生産者からコーヒーを楽しむお客様まで、VERVEのコーヒーに関わる全ての方に対しポジティブな影響を与えられることを願っています。
Nursery Project
小規模農家の生活の改善、最高品質のコーヒーの生態系の維持や気候変動が与える影響に立ち向かう為に行われたサステナブルなプロジェクトの1つです。
現在、世界中のコーヒー生産者達は、気候変動、世界的なコーヒー価格の危機、低品質で工業化されたコーヒーの拡大など、多面的な課題に直面しています。
これらの課題は、コーヒー生産者の生活環境やコーヒーの品質に大きな影響を与えてしまいます。
私たちはこれらの問題解決に向けて、コロンビアの遠方にあるウルラオにてコーヒーの苗床を作り始めました。苗床での高品質な固有品種の栽培により地域の農家コミュニティの地盤をより強固にし、価値あるローカルサプライチェーンを作る手助けをしています。
このプロジェクトはまだ始まったばかりですが、数年後収穫されたコーヒー豆を皆様にお届けすることを夢にチーム一丸となって進めていき、世界中の他の国や地域へ広めていきたいと思っています。
タンブラー推奨
VERVE COFFEEでは、使い捨て容器の環境への負担を減らすべく、お客様にタンブラーの持ち込みを推奨しております。全ての店舗でタンブラーを持参していただいたお客様には100円引きで商品を提供しています。
店舗で販売されているオリジナルタンブラーはMiiRを使用しており、収益の一部が世界中の水、移動手段、教育の行き届かない不自由な地域への寄付に当てられています。
またボトル底面のトラッキングコードからどのようなプロジェクトが行われているか可視化することが可能です。
VERVE COFFEEオリジナルタンブラーはこちら
私たちは持ち帰り用カップについても、環境への負荷を考慮した上でパッケージ選定を行っています。
アイスドリンクカップはリサイクルプラスチックを使用し、リッドはストローレスを採用することでストローの使用を原則廃止しています。
ストローを使用する際には、竹製、でんぷん性、紙製、PLAプラスチックなど店舗ごとに環境に配慮したものを使用しています。
（写真ではアイスドリンクにストローをさしていますが、実際にはストローレスのリッドをつけてお渡ししています）
現代社会において、プラスチックが環境に与える影響について様々な問題提起がなされております。一部では紙製のほうが環境にいいのではという考え方もありますが、紙製にも森林伐採や再利用に関するエネルギーの使用など、プラスチックにはない環境の負荷があると考えております。
そのためVERVE COFFEEでは現段階で全てのパッケージを紙製に移行する判断は行っておりません。社会や環境への負荷を減らすためにできることを日々考えながらも、お客様の負担にならないような商品、サービスを提供していきたいと考えています。
アップサイクル食品
コーヒー豆を採取した後に残るコーヒーチェリーの皮と果実はカスカラと呼ばれます。
一部は肥料として再利用されることもありますが、ほとんどの場合廃棄されてしまいます。VERVE COFFEEでは、サステナブルな観点から農園との協力の元、質のいい果実と皮を丁寧に洗い、乾燥させることでハーブティーとして提供しています。
コーヒーに比べてカフェインの含有量が少なく、抗酸化作用が期待できるポリフェノールを多く含むなど、機能面でも注目され始めています。
味わいとしては、ドライレーズンのような滋味深い甘みとハイビスカスを思わせる酸味が特徴的です。
店頭ではホットのストレートだけでなく、水出しで抽出するアイスハイビスカスカスカラも提供しており、アセロラのような甘酸っぱいスッキリ感を楽しめます。
また、東京の店舗で使用するプレスサンドのパンは、那須高原のカネルブレッドでホエイを利用して製造されています。
ホエイとは、乳製品を作る際に牛乳から分離される乳清のことを指します。高たんぱく、低脂肪でカルシウムやビタミン類などの栄養価が高く優れた食品として知られています。
那須高原には多くのチーズ工房があり、チーズ製造の過程で多くのホエイが出てきます。一部は家畜の飼料として利用されていますが、ここでもその多くが廃棄されている現状です。
カネルブレッドではこのように近隣の牧場から出るホエイを利用し、環境に優しいだけでなく高品質な商品を作り上げています。
VERVE COFFEEではこのようなサステナブルな取り組みを支持すべく、新宿・六本木店で販売するプレスサンドにこのホエイブレッドを使用しています。
コーヒーパッケージ
VERVE COFFEEは販売するものも出来るだけサステナブルでありたいと願っています。
私たちの自慢のコーヒー豆を販売する際のパッケージは、エコフレンドリーウォーターベースのインクを使用して印刷されています。外装部には白いクラフトペーパーを採用することで、一般的な5ミリのフォイルコーヒーバックと比較すると、40％近くプラスチックの削減に努めています。
現在、オンラインショップを含め小売り販売はこのリテイルバックを使用しています。
VERVEのエコフレンドリーコーヒー豆はこちらから
近い将来、各店舗に空容器を持参していただいた方への量り売りも検討しています。
VERVE COFFEEではMiiRオリジナルコラボの保存容器を販売中です。
コーヒー豆を酸素、光、熱、湿気から完全に守り、医療グレードのステンレススチール加工で鉄のにおいを移さず、豆本来の味わいを保ち続けます。
MiiRコラボ保存容器はこちらから
サステナブルな取り組みを推進するVERVEの思い
今回はVERVE COFFEEが行っている様々なサステナブルな取り組みをご紹介してきました。
しかし、この取り組みは私たちだけでは成し遂げることはできません。
私たちはあくまで農園と街の懸け橋となる存在であり、コーヒーを受け取ってくれるあなたの存在が必要不可欠です。
ぜひ、私たちの自慢のコーヒーを楽しんでみてください。
私たちがお渡しするのはたった1杯のコーヒーですが、その1杯が出来上がるまでに携わった全ての人たちにポジティブな影響を与えると信じています。皆様が私たちのコーヒーを楽しんでくださることが、私たちのFARMLEVELの取り組みを支えているのです。
コーヒーは私たちの商品であると同時に作品であり、情熱そのものです。
その想いを胸に、私たちはコーヒー農園とあなたの街との架け橋になります。
