グラスに注いだ瞬間、マスカットやピーチを思わせる、透明感のある甘いフレーバーがふわりと広がります。
飲み進めるうちに感じるのは、じんわりと余韻に残るブラウンシュガーのニュアンス。それが全体の甘みを一層引き立て、飲み終えたあともどこか優しい余韻を残してくれます。

このコーヒーが生まれたのは、エチオピア・オロミア州にある小さな山あいの集落「ゴゴグ(Gogogu)」。
今日はその産地について、ご紹介します。
ゴゴグは、エチオピア最大の州であるオロミア州の中でも、高品質なコーヒーの産地として世界的に名高い「グジ(Guji)」地区に位置しています。
行政区分でいうとウラガ郡のディダ・ハロ・ハダ・ラロというケベレ(区)にあたります。
「ゴゴグ」という名前は、現地の言葉オロミフォ(オロモ語)で「乾燥した」を意味し、この地域にそびえる山の名前でもあります。
このコーヒーが私たちの手元に届くまでの道のりは、決して簡単なものではありません。
まず首都アディスアベバへ飛行機で向かい、そこから国内線でハワサへ。そして、未舗装のでこぼこ道を車でおよそ5時間――ようやくたどり着くのが、ゴゴグのあるこの高地のコミュニティです。
とりわけ雨季には、その道のりはさらに厳しさを増します。
コーヒーチェリーの集荷拠点となる「ゴゴグ・プロセッシングセンター」には、周辺の生産者たちがその日に収穫したチェリーを持ち込みます。中には馬やラバ、ロバの背に積んで、農園からおよそ90分かけて運んでくる生産者もいます。
近年は気候変動の影響で、かつては数ヶ月だけだった雨季が一年の大半を占めるようになり、もともと大変だったチェリーの運搬はさらに難しさを増しています。それでも生産者たちは、12月から2月の収穫期、雨の合間のわずかな晴れ間を逃さず、コーヒーの収穫と運搬に力を尽くしています。
ゴゴグでは、環境への配慮を大切にした持続可能な農業が営まれています。保水性に優れた肥沃な砂質ローム土壌のおかげで、肥料をほとんど使わなくても、驚くほど高品質なコーヒーが育ちます。
この土地に暮らすのは、主にオロモ民族の人々。
オロモ語を話し、先祖代々受け継がれてきた文化を今も大切に守りながら暮らしています。生活の中心は農業で、多くの若者たちが親から子へと受け継がれてきた仕事に、今も誇りを持って向き合っています。
厳しい自然環境と向き合いながら、長年培われた知識と経験、そして卓越した技術でコーヒーを育て上げるゴゴグの生産者たち。その姿勢は、世界のスペシャルティコーヒー業界からも高く評価され、敬意を集めています。
マスカットやピーチの華やかさ、そしてブラウンシュガーのような優しい余韻。その一杯の向こうには、こうした人々の日々の営みがあります。
ぜひ、そんな物語にも思いを馳せながら、味わっていただけたら嬉しいです☕️
【銘柄】
GOGOGU / Ethiopia
ゴゴグ / エチオピア
▼取扱店舗
VERVE各店、ONLINE STORE
▼販売価格
GOGOGU ( ゴゴグ) 200g:¥2,800
▼店頭POUOVER提供価格
ホット/アイス 780円



